別世界夢物語

□仮面の冬
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☆とにかく寒いんです!!☆



虚圏の冬は寒い



言葉に現せない程寒い



ごっつ寒い、クッソ寒い



ストレスで閃光を放つ仮面も多い



「藍染さん、藍染さん、ちょー聞いて下さいよー」



暖房の効いた部屋に藍染が紅茶を啜りながら寛いでいるとギンが入って来た



「どうしたんだい、ギン?」



「おー、あったか〜 って、ちょー聞いて下さいよ」



「さっきから私は聞いているが?」



「グリムジョーが『寒ぃぃーーー!!!』とかゆーて閃光放ってな〜 天蓋に繋がるアレ、何て言いましたっけ? 作りもんの空に穴開けまくってるんよー 仮面の孔だけに」



ビキッ



紅茶のカップに罅が入る



「いくら修復しても埒あかんわほんま、ボクの苦労も考えて欲しいと思いまへん?」



「……そうだね、十刃限定で冬服でも考えようかな」



「ほやボクがそれ引き受けますわ」



「あぁ、助かるよギン」



「ほな、また…」



バタン



「……ん? 私のカイロが無くなっている…」


 
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