二人の詩

□凜
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イヤーーーッ!!

あああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!




いくら助けを呼んでも




助けなんて来なかった。





いくら泣き叫んでも




回りの大人は笑うだけだった。





体を侵すに悶え、苦しみ、泣き、叫ぶこと

ソレが私の唯一の存在理由であり

大人からの拒絶の形だった。




それに気付いたのは忘れもしない



あの吹雪く冬の日だった





その日、幼かった私は



毎日のあの叫びがたたったのか



声を出すことさえままならないほどに



喉を潰してしまった




それに気付いた大人たちは



飽きたように視線を交わし、



それから、人気の無い



欝蒼とした森へと私を投げた。





失敗作の劣化品は要らない


壊れたおもちゃは要らない




そんな罵声と共に森へ置き去りにされた私は



数日間、生死の境をさまよい、




ある人物に保護されたのだった。



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