小説??
□星
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私は前向きに生きている。
前だけを見つめて生きている。
決して振り返らない。
後ろを見ない。
足下も・・・なるべく見ない。
もしも振り返ってしまったら、前に向き直ることなんて出来やしない。そんな気がする。
あの星の役目は光り輝くこと。ただ永遠に光り輝くこと。
なんて楽な、あるいはなんて面倒な役目なのだろう。
信じる
てことをしていなかったら、私はとっくの昔に死んでいただろう。
あの時も、あの時もあの時も。
雑誌の安っぽい占いでいい
誰かの些細でてきとーな一言でいい
信じたい
信じることが生きることなら。