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□・隙間と貴方
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ああ、なぁんだ。

きっとそう。

どうして気が付かなかったのだろう。



貴方と私が無事出会えたからには、もうあんなもの、用済みなのに。



貴方はどうしてそれに気付かないのだろう。

どうしてまだ私じゃなくそんな無機質な球体を追ってるのだろう。




私が気付かせてあげなければ。



ああ 、 全く。

世話の焼ける人。








貴方の悲鳴が聞こえた。



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