もう一度恋をする
□プロローグ
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「何故だ?」
あぁ。
追い付かれてしまった・・・。
「何故なんだ___!!」
私の名前を呼ぶ私の愛しいひと。
そんな愛しいひとに杖を向ける私。
「もう、今しかないの。貴方を闇から救うことができるのは」
貴方を闇から救うこと。
それは、私の使命だから。
「だから・・・・・・ステューピファイ!!」
「ッッ!!」
隙をついて魔法をかけるがバシッと消されてしまった。
「まだよ!!インカーセラス!!」
私は休む暇を与えないように魔法をかける。
バシッ
「ッッ!!!!」
「___!!!!」
弾かれた魔法が私の体を貫く。
いまの私には、弱い呪文にも耐えられない。
ゆっくりと傾く体を支えようと近づいてくる貴方。
私はその手を拒む。
「何故・・・だ。私の魔法など、___にとっては弱すぎるはずなのに・・・!!!」
「私・・・ね。もうダメ・・・なの。私の力は・・・もう随分昔に、ほとんど・・・失ってしまったから」
だから私は消えてしまうの
その言葉を聞き、目を見開く貴方。
「でも・・・ね。必ず・・・貴方を、闇・・・から救う。何度、生まれ変わったと・・・しても」
だから、その時まで
「さようなら・・・ヴォルデモート。最初で、最後・・・の愛する・・・ひ・・・・・・と・・・・・・・・・」