宝石と怪盗.
□困惑
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その隊員は少しだまり、ふっと笑みを見せ少し顔を近づけると小さい声でつぶやいた。
「内緒、ですよ?」
…なんだこれ。今どうゆう状況?え、何何??かっこいいんですけど。え、え。
てゆうかそうゆうことじゃなくて。
爆発しそうなほど混乱している頭をフル回転させて考える。
今、私の隣には怪盗キッド(仮)がいて目の前には工藤新一(?)がいる。
てことは、コナンから体が戻り高校生探偵をしているのだろうか。……いやいやいやいや!!!!ちょっと待て待て!もしかしたらこの隊員が怪盗キッドの変装で、今隣にいる瀬戸瑞紀は本物の一般人?なのかもしれない。
あぁもう本当に頭がおかしくなりそうだ。
「8時40分にはここの部屋を閉鎖するのでご協力、よろしくお願いします」
黒い半透明越しの隊員の目、わずかに見れる口は、まさに営業スマイルという表情をしているのだろう。
それじゃ、と隊員は言い立ち去り、瀬戸瑞紀と2人きりになった。
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