宝石と怪盗.
□生活
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「っう、嘘嘘嘘嘘!!!!!!?」
しかも今日!!?
無駄に広いその家に声が響きわたる。
「絶対行くっっ…!!!」
ニュースにキッドの予告状がうつっていたので、すぐに記憶する。
名探偵コナンの世界なのだからか、暗号で書かれていて何を書いているかぱっと見ただけでは分からなかった。
それにこの予告状は漫画やアニメなどでも見たことがない。
予告状とにらめっこして一生懸命頭をひねって考えている中森警部が目に浮かんだ。
それに工藤新一、(今は江戸川コナン?)も今、この暗号を解いているのだろうか。
負けていられない、せめて中森警部より早くこの暗号を解きたい!
負けず嫌いに火がつき、再び暗号に目をうつす。
「…あれ?」
「普通に読める…?」
暗号を見ているとその上に文字が見えてきたのだった。
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今日、午後9時
咲原美術館にあるTears of time(時の涙)を頂きに参ります。
怪盗キッド
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なにこの能力…。
すっごいイイ!!!!ありがとう、神様仏様キッド様!
咲原美術館の場所をGoogleで調べ、あまり遠くないことがわかった。
よし!これはいける!!!
締まりのない顔でとりあえず、空になったお皿やコップをシンクに置き、洗い始める。
まず今日することは、洋服を買いに行って…そのあとは街を探検しようかな。
昨日は驚きすぎてて周りの景色とかよく見なかったし。
鼻歌を歌いながら洗った食器を綺麗に拭き終え、出かける準備を始めた。
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