宝石と怪盗.

□確信
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おいおい、また名探偵いるのかよ…。
予想していたことだがまさか隊員に化けてるとは考えていなかった。
声をかけられたときは内心焦ったが、ポーカーフェイスを崩さずなんとか平常心を装っていられた。

少し前まではちっさい名探偵だったから、なんとか逃げれたけど工藤新一に戻った今の名探偵は正直ほんとにきつい。
だけどその分やりがいがあって楽しいけど。
今回はどうくるかな名探偵?




「そろそろ出よーぜ」



何かずっと考えてるらしい彼女に話しかけ、宝石に背を向け歩き出した。



時刻は8時35分。



閉鎖まであと5分…。





歩き出したが、後ろから着いてくる足音が聞こえない。
不思議に思い振り返ると彼女は立ち止まってこちらを少し困ったような顔で見つめていた。
気のせいだと思うが少し顔が赤い。その表情にドキッとし、つい目線を逸らした。






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