宝石と怪盗.
□生活
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午前7:30、メールの着信音で目が覚めた。
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あなたはこれからこの世界で過ごすにあたって、お願いがあります。
あなたには帝丹高校の2年生の転校生として明日から通ってもらいます。
ちなみにクラスは工藤新一、毛利蘭、鈴木園子と同じクラスです。
制服はクローゼットに入っています。
それと学生証などは書斎の近くにある棚に入っています。
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「…え、え?」
学校に通う!?しかも帝丹に!!?
驚きのあまり口が塞がらない。
「しかもあの3人と同じクラスになれるだなんて…」
これはそろそろ嬉しすぎて死ねるかも…。
しかも勉強の心配もなさそうだから安心した…。元の世界での私は大学1年生として生活を送っていたので、高校に戻れることも結構嬉しい。これでも高校のころは進学校に通っていたので勉強には自信がある。かと言ってそこまで真面目でもないので、遊んではいた。
「朝からやばい。ニヤける…」
*
クローゼットの引き出しにシンプルな部屋着が置いてあったのでそれを持ち、お風呂に向かった。
昨日チラッと見たけど、お風呂もすごい大きかったな…。
お風呂に入りおえ、髪の毛をドライヤーで乾かしキッチンに向かう。
朝ごはんを適当に作り、テレビのニュースを見ながらごはんを食べていた。
政治関連のニュースだったが、まったく名前の知らない政治家ばかりだ。
そのニュースを横目に見つつ、水を飲む。
そして速報が入ったようでアナウンサーが少しの間焦りを見せたが落ち着きを取り戻し、口が動いた。
『つい先程、怪盗キッドからの予告状が警視庁に届きました。』
「…え!!?」
か、怪盗キッド!!?
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