MEJIBRAY

□どっちが好きなの?
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「みあーーーーー」




「ん?」




「私帰る」




「んーーー・・・え???なんで?」




さすがの彼も
手を止めて私を見る




「仕事の邪魔しちゃ悪いし」




そういってさっさと帰る支度をする私。




「ちょっ・・まってよ
かえってなんて言ってないでしょ?」




「みあ相手してくんない。つまんない。
みあがうちにおいでっていったのに
いつもギター、パソコン」



「ごめん、、、」




「一人のが仕事もしやすいでしょ?
私いると邪魔しちゃうから帰る」




みあに背を向ける私。


そんな私を引き留めようと
後ろから抱きしめてくるみあ。


「やだ。」



「ちょ、離してよ」


「名無しさん帰らないで?

名無しさんが帰ったら仕事できなくなる」



「意味わかんない」



「隣にいてくれなかったら
名無しさんのことばっか考えちゃって
仕事できなくなるの。バカ言わせないでください。」


とてつもなくデレデレな彼に
逆に私がデレる。

にやけそうなのこらえながら

振り返ってみあに抱き着く。


「みあ私のこと大好きなんだねw」



「うるさいっ/////」


「私よりギターのが好きなんだと思ったよ」


「どっちも好きだけど
名無しさんのが好きに決まってんじゃん」


少しにやけてしまう私


「なに・・・わらってんの?」


「別にー!ほら・・早く仕事しなよ」


「んーーーーー」


なかなか手を放してくれないみあ。
顔を上げると彼のドアップ


見慣れていても
整った顔立ちにはいつもドキドキしてしまう。


「な・・・に?」


赤くなってるだろう顔を
気にしつつ私は彼を見つめる。
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