MEJIBRAY

□無口な君大きな愛(メト)
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「メト・・・?」




彼は不機嫌そうに
振り向く。




「私のこと嫌い?」



それを聞いた彼は驚いた顔をして
うつむいた。


「・・・・・・」



やっぱり何も言わない。



もうやめよう。


私だけ舞い上がってバカみたい。



「ごめんね。彼女ぶって。もう」



「・・・・好きだよ」



耳を疑った



今までしゃべらなかった
メトが声を発した。



「え・・・?」



「だから・・・好きだよって。」


メトは私に向かって手招きをした。


私は言われたとおりに
メトの隣にちょこんと座る
彼はそれを確認して
横から私に抱き着いた。


「こーいちに抱き着かれてうれしい?」


「・・・・!?」


見てたのね・・・。


「こーいちに抱き着かれたら
ドキドキする?」


「ううん。メトのがドキドキするよ?」


実際今死にそうなくらい
ドキドキしてるもん



「よかった」


メトの笑顔を見た瞬間
安心したのか
目頭が熱くなる。


「えっ!」


「ふぇ・・・メトぉ・・・・」


「ちょ!なかないで?」

「だって不安だったんだもん!
私だけ好きだったらどう仕様って」


メトは抱きしめながら
優しく頭を撫でてくれる。


「僕。みんなの前だと
ちょっとしゃべりづらくて。
いつもチャンスうかがってたけど
そうゆうときに名無しさん限って
とこーいちが一緒にいたから。」


「うぅ・・・ごめんなさい」



「名無しさんがあやまることじゃないよ
僕がうじうじしてたからいけなかった
ごめんね?」


メトが私の顔を覗き込む
その距離は鼻の先がちょんっと
くっつくくらい。


「メト////近い////」



「・・・・・ちゅう・・・」


メトは視線を逸らさない。


「ダメ・・?」

そんなこと言われたら
ことわれるわけない。


「ん・・・いいよ?」


メトはその言葉に照れたのか
いったん離れる。


「えっ?どうしたの・・?」



「名無しさんかわいすぎ」


そういって私のおでこに
軽くキスした。



「・・・っ//////」


「口にしたら止まんなくなるかもだから」


意地悪そうに笑うメト。


「じゃあ・・・お仕事終わったら
口にしてくれる・・・?」



半分我慢できない私。



「そのまま続きもしていい?」



「////////」







私わかった。



気持ちって言葉だけじゃないんだね。



気づいてあげれなくてごめんね。


メトの声きけて・・・よかった。


もっと君が

好きになったよ。






大好き
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