short stories

□I'm your lover!!!
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「…………六花。」
『はい……何でs…………!?』

何でしょう、と訊こうとしたとき、ふいにカミュさんの手が私の頭をポンッ、と撫でた。

「……暇が出来た。どこかへ出掛けるか?」
『!!…でも………いいんですか…?』

さっきまで本に集中してて、人に低能とまで言ったのに。

「……何だ。出掛けたくない、と?」
『い、いえ…!!出掛けたいです!!』
「それならさっさと仕度をしてこい。置いていくぞ。」
『ま…待って下さい!!』

置いていくぞ、とそう言いながらもどこか微笑んでいるようなカミュさん。
私は、カミュさんと出掛けられる、とワクワクしながら自分の部屋に戻って仕度をしてきた。

「…行くぞ、六花」
『はいっ!!』

思わずカミュさんの手を握ると、驚いた顔で見られたけどそれも一瞬で、カミュさんも握り返してくれた。

〜〜〜〜

『カミュさんってジーパンとか穿くんですね………』
「CDのジャケットでも同じようなものを穿いていたが。」
『いえ…プライベートでは初めて見るので素朴な疑問というか何というか……』
「基本はスーツだからな。」
『そうですよね……。でも似合ってますよ!!』
「!!!!!!………。」
『あれ。カミュさん?』
「煩い。」
『えっ……』
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