Song's stories

□You're in my heart
3ページ/4ページ







『──…桜井くん』
「はい…」

『──私と…付き合ってください。』


はい、心ではそう言えていた。
でもこの状況が夢のようで
実はドッキリなんじゃないかって
そう思うと素直に言えない。
けど、その一言で、ただその一言で僕の心は満たされていた。


『…桜井くん……泣いて………』
「え?泣い……あ、すいません、そのっ、僕…嬉しくて……ずっと…笠原さんのこと好きだったから…」


やっとだ。
やっと、笠原さんに言いたいことが言えた。


『!……両想いだったんだね』
「…っ…はい…!!」


少し背伸びをして笠原さんが僕の頭を撫でた。
僕が笠原さんにしてあげたい所だけど、そんな余裕もない訳で…。




『……これから宜しく。良くん』
「!!!!!………はい、七瀬さん」








→後書き+おまけ
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ