short stories

□Eternity engagement
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1※医学知識乏しいのであしからず。
2※捏造あり。


───11月21日。
今日は本当なら、家で和成の誕生日を祝っていたところ。

……例年と違うのは、私の机を挟んだ正面の椅子に和成が座っていない。

何故かと言えば、2年ほど前から、緑間くんがいる病院に入院しているからだ。

……確か…白血病か何か。
…そういえば、3年生の時からその傾向があったな。

怪我をしたとき、なかなか血が止まらなくて、ずっと私がガーゼを取り替えたりしてた。
それが1回じゃなくて、何回もあった。

その時点で、私は違和感を感じてた。
当の本人はそんなことはなかったらしくて、変わらない振る舞いをしていた。

卒業してから数年後もそう言う事はあって、ついには二人で病院に行った。
そこで宣告されたのが、白血病という病気だった。

この歳で白血病にかかるのは珍しいと、そう告げたのが同級生の、緑間くん。

何とか治してみせる。
彼はそう言ってくれた。

そして私は、今日の18時くらいに行くと緑間くんを通して和成に伝えた。
面会と言っても、10分だ。
それでも長いのだと聞いた。
この頃は少し容態が良いらしい。

このまま快方に向かえばいいけど……。


「………──はい。今から取りに行きます。」

16時。
私は、とある宝石店に向かった。

今日は和成の誕生日。
プレゼント……と言っても、今回は違う、特別なもの。

この為に頑張って働いたんだから。


「いらっしゃいませー!」

店員さんに迎えられた後、さっそく目的の物を受け取った。
中身を確認して店を出て、病院に向かった。

……早く着いちゃうかな?
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