loиg.1【完結】

□6、
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ワ「ミコ…」

「えーと…」

人間違い…?でも名前…


ワ「無事だったんだな…」

「え?」

ワ「あの後もずっと〇〇タウンへ行っては
君を探した…」

!!


「あの!」

ワ「?」

「私を知っているんですか?」

ワ「っ!覚えてないのか…?」

「…すみません。お会いした記憶が…」

ワ「フスベシティのワタルだ!」

「ワタル、さん…?」

ワ「本当に覚えてないのか…?」

「すみません…実は記憶を少し失ってる可能性
があるんです。」

ワ「記憶を…?」

「あの雪崩の時、頭に大きな木材か何かが
ぶつかったんじゃないかと…」

ワ「…………」

「その衝撃でもしかしたら記憶が…って
病院の先生に。」

ワ「…すまない。」

「へ?」

ワ「記憶喪失とは知らず…」

「気にしないで下さい。大丈夫です…」

ワ「ミコちゃん…」

「ワタルさんの事、きっと思い出します!」

ワ「あぁ…ただ焦らなくて良い。
ゆっくりで構わない。」

「あの…」

ワ「何だい?」

「私とワタルさんの間柄って…?」

ワ「こんやく…」

「こんにゃく?」

ワ「…俺が修業で〇〇タウンへ行った際に
出会ったんだ。」

「私の村にも修業に来てたんですね。」

ワ「その時によく君と話を…





「ワタルさん、そろそろー!」

ワ「もう時間か…」

「もうちょっと話したかったです。」

ワ「すまない。…連絡先教えてくれる?」

「はい!」

ワ「また連絡する。」

「はい、待ってます。」

ワ「っ!」






ワ「待ってます…」

すぐにでも言いたい衝動に駆られた

いつかあの約束を果たせる日が…
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