short/温かな光

□兵長の誕生日 r18
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甘いキスが止めどなく続いて、それだけで満足だった。
大好きな人に愛されている喜びに満ちていた。


「ん、はぁ…」


そっと離れた唇。ふと視線を上げれば、真っ直ぐにわたしを見つめる潤んだ瞳。


「…そんな目で俺を見るな」

「リ、リヴァイこそ…っ」


そっとリヴァイの手が頬に触れ、また優しいキスが落とされる。
温かくて、穏やかな唇。
はむようにちゅ、ちゅ、と音が鳴り…そして途端に唇を離され、ぎゅうと抱き締められる。

わたしの耳元で、


「ベッドに行こう」


彼の声が甘く響いた。

手を引かれて、真っ白なシーツに腰掛ける。


「わ、わたし、やっぱりシャワーを…」

「もう無理だ」

「でも、わたし、」

「汚くねぇっつったろ」


ぽすん、と押し倒されて、じっと見つめられる。


「な、なに…」

「…整った顔立ちだな」

「え?」

「………綺麗だ」


目の前にいる男は本当にリヴァイだろうか。彼の口からこんな言葉が出るのだろうか。


「だから男が寄ってくるんだ」

「…ぁ」


耳をぺろりと舐められ、思わず声が漏れる。
それに気を良くしたかのように、音を立てて耳を刺激する。


「あ、だめリヴァイ…ん、ぁ」

「いい声だ…」


どっちがだ。
耳元でささやかれる彼の甘い声は、わたしの全身を弛緩させる。


「も…ぁあ、」

「ナマエ…」

「ん、リヴァ、ィ」


彼の左手がそっとわたしの右胸に触れ、体がビクンと跳ねる。どうやらわたしの突起は、すでに固くなっているようだ。
…仕方のない事だと言えば、仕方ないのだろう。

衣服の上から、両胸の突起を爪でカリカリとこすられれば、もう、たまらなくなってしまう。


「あ、ダメ…や、リヴァイ、わたし、それっ」

「知っている」

「ん、あ…っ」

「…ナマエ、体を起こせ」

「え…っ」

「脱がしてやる」


快楽を止められてなんだか残念なような、だけどこれから更なる快楽が待っていて…
リヴァイはゆっくりと、わたしの衣類を全て床に落とした。


「ナマエ…」


そう言って、彼はわたしを膝の上に招いた。

リヴァイはわたしの左胸の突起を口に含み、右胸の突起を指で弄ぶ。


「あぁ、や…ぁっ」


唇で突起を包まれて、舌でコロコロと刺激される。


「ん、ふっ…リヴァイ、リヴァイ……」


彼の首に両腕を回して、ねだるように胸を突き出してしまう。


「んん…ダメっ、イッちゃうから…ぁ」


そんな言葉もお構いなしに、むしろ刺激が強まった気がして、


「んあぁ!や、ゃあぁ…っ!!」


ビクビクと小さく痙攣して、わたしは軽く達してしまった。
くったりとした体をリヴァイに預けて、呼吸を整える。

わたしを抱き締めるリヴァイの股間が、硬く熱を持っていた。
わたしは、シャワー後バスローブをまとっただけの彼の下半身に手を伸ばす。


「…っ、ナマエ!?」


わたしはリヴァイから降りてバスローブを脱がし、既に立ち上がっているソレにそっと右手を添えた。


「ナマエ、なにを…!」


ドキドキと顔を近付けて、ソレをはむ、と口に含む。
先走りの味がする。


「ナマエっ!お前っ…やめ」


リヴァイのモノを口に含んだのは、初めてだった。
まさか彼もわたしがこんな行為に及ぶとは思ってなかっただろう。
左手でやわやわと睾丸をもみ、右手を上下させながら舌で裏筋をなぞり、吸い上げる。


「ナマエ、やめろ…っ、お前がこんな、事…」


わたしの唾液とリヴァイの先走りが混じってじゅくじゅくと音が鳴り出して、リヴァイの息づかいが荒くなってきた。
リヴァイのソレは、どんどん質量を増していく。


「く、やめろナマエっ、…で、出ちまうだろうがっ…!」

「ん、…出ひて」

「ば…馬鹿が、っ!」


リヴァイは腰を引いて、わたしの口から離れた。


「あ…」

「クソッ、ナマエ…てめぇ」

「ねぇ…気持ち良かった?」


つい微笑んでしまったのは、聞くまでもなく、リヴァイが気持ち良さそうだったから。


「お前がそんな事出来るなんてな…」


「猫かぶりめが」と彼は笑ってわたしを押し倒す。


「今日は、特別だから」

「…今日だけじゃ許さねぇぞ」

「また、して欲しい?」

「ナマエ、てめっ!」


照れるリヴァイが面白くなって笑えば、リヴァイは満足そうにわたしの髪を撫でてきた。
そのまま、また二人して横になる。


「ナマエ…」

「なぁに?」

「お前の全部、くれ」


もう全部あげてるのに、と思ったけど、それは言葉にする前に彼の口づけに消されてしまった。


「ここも、」


と、すっとリヴァイの手が下に伸びて、くちゅ、と音がした。


「やだ…」

「お前の音だぞ」


くちゅくちゅ、と音がしたのを合図にして、リヴァイの指がゆっくりとナカに入ってくる。


「ん…ぁ、はぁ……」

「もう一回、イカせてやる」

「だ、め…体がもたないから…っ」


リヴァイの指はゆっくりと抜き差しを繰り返したあと、くい、と折り曲げ、ナカのざらついた敏感な部分を探り当てた。


「あぁ…っ!!」

「ほら」


と口角を上げて、彼はそこを執拗に指の腹でさする。


「ん、んん〜っだめ、だめだめ…や、っ!」

「体は嫌がってねぇだろ」

「だめっ!だ、だって…なんか出ちゃ…あぁ、んっ」

「出しちまえ。全部俺に見せろ」

「嫌ぁ…っ、あぁ」


リヴァイの指の動きが速くなっていく。
体がビクビクと震えて、不思議な感覚に襲われる。


「あ、なんか、変!っあ、ぁ、あぁあ…!!」


ぷしゃ、と、透明な液体がリヴァイの指を濡らした。
そしてまた全身が小刻みに震えて、快楽に頭が真っ白になる。


「っ、はぁ…リ、リヴァイ……」

「気持ち良かっただろ」


ニヤリとその指を舐め笑うリヴァイは、とても扇情的だった。
そしてさっきまで指に犯されていたそこが、キュンと疼いた。


「リヴァイ…ほ、欲しい……」

「なにが」

「ん、意地悪……」

「はっ、何を今更」

「リヴァイお願い。早く、ちょうだい……」


体を起こし、彼の上に跨がった。
こんな事だって、自分からは初めてだった。


「お、おい、ナマエ」

「リヴァイが好き…」

「ナマエ…綺麗だ」


リヴァイはそう言って、わたしの陰核を愛液で濡れた指でぬるぬると擦った。


「ん、っ…ぁ、だめっ…」


今はとにかく、リヴァイが欲しい。
リヴァイの硬く立ち上がったモノを、自分でナカに入れていく。


「ん……っん」

「っは、ナマエ…」


重力も手伝って、濡れたソコに、リヴァイがしっかりと収まった。


「温けぇな…ナマエんナカ」

「リヴァイは、熱い」


二人してふふ、と笑い合って、わたしはゆるゆると体を前後に動かし始めた。


「っ、く、…ナマエ、」

「はぁ…っ、ねぇリヴァイ、どしたら、気持ちいい…?」

「十分だ…もう、あんまり煽るな」

「リヴァイ、好き…」

「やめろナマエ…っそんな声で、そんな事言うな…」

「だって、好き…あ、あぁ、っ!」


突然リヴァイがナマエの腰を掴み、下から突き上げる。
あまりに激しい快感に、意識が飛びそうになってしまう。


「あぁ、リヴァイ、っ…リヴァイ…!!」

「クソッ、ダメだ、っ」


視界がぐるんと回り、正常位の体勢となる。
わたしの両足を素早く自分の両肩にかけて、リヴァイは深く激しい律動を始める。
奥へ奥へ。もっと奥へと。


「ああ、リヴァイ、っ、すご、いっ!やぁ、ダメ、だめ…!」

「ナマエ、出る、出るっ…!!」

「んっ、あ、っぁあ――!!!」


ピシッとメイキングされていたベットはグシャグシャで、わたしたちは汗だくで…


「リヴァイ…好き…」

「俺もだ、ナマエ」

「今日は、素直だね」

「うるせぇ。てめぇだって、結構激しい事出来てたじゃねぇか」


ひゃー、と、途端に体が熱くなった。
リヴァイのモノを口に含んでみたり、跨がってみたり…


「これからますます、面白くなるな」

「もー…意地悪…」

「ナマエ、」

「ん?」

「ありがとな」


リヴァイらしくないと言えばらしくないのかもしれないが、これが本当のリヴァイなのかもしれない、とわたしはリヴァイの胸に顔をうずめた。


わたし達は、最高の夜を過ごしたのだった。
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