long/温かな光

□8
1ページ/2ページ

誰がこんな展開を予想できただろう。


…お引っ越し。


「部屋が足りないって言うから、仕方なくなんだからね!」

「わかったってナマエ、もーわかったから」

「ハンジはわかってない!ハンジの顔がわかってないって言ってる!」


広い兵長室に、わたしもお邪魔する事になったのだ。
つまりは相部屋と言う事。


「おい、ぎゃーぎゃー騒いでねぇでさっさと運べ」


リヴァイがわたし達を睨み付ける。


「まったくリヴァイは人遣いが荒いなぁ」


ハンジがため息をつきながら、荷物を運ぶのを手伝ってくれる。


「そんな棚要らねぇだろ、必要あるもんだけ運べ」

「えー」

「部屋が狭くなる。ゴミがたまる」

「ちなみにわたし、掃除は苦手なので…」

「見てりゃわかる」



平穏な時間が始まろうとしていた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ