long/温かな光
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誰がこんな展開を予想できただろう。
…お引っ越し。
「部屋が足りないって言うから、仕方なくなんだからね!」
「わかったってナマエ、もーわかったから」
「ハンジはわかってない!ハンジの顔がわかってないって言ってる!」
広い兵長室に、わたしもお邪魔する事になったのだ。
つまりは相部屋と言う事。
「おい、ぎゃーぎゃー騒いでねぇでさっさと運べ」
リヴァイがわたし達を睨み付ける。
「まったくリヴァイは人遣いが荒いなぁ」
ハンジがため息をつきながら、荷物を運ぶのを手伝ってくれる。
「そんな棚要らねぇだろ、必要あるもんだけ運べ」
「えー」
「部屋が狭くなる。ゴミがたまる」
「ちなみにわたし、掃除は苦手なので…」
「見てりゃわかる」
平穏な時間が始まろうとしていた。