long/温かな光

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エルヴイン団長を誘ったのはわたしだったのに、いつの間にか組み敷かれていたのはわたしの方だった。

団長の目が濡れている。

きっとこれが、最後になるんだろう。


リヴァイに言われてずっと悩んでいたけれど、わたしはエルヴイン団長が好きだ。好きだったんだ。
今さらこんな事に気付くなんて遅すぎた。


「ナマエ…愛してる」

「団長、わたしも」


唇が重なりあう合間に溢れてくる言葉と想いは途切れる事がない。


「だけどナマエ、もう、」

「わかってます…だからもっと……お願い団長…」

「ナマエ」


団長は激しいキスをくれた。
荒々しく胸を揉みしだいて、突起を含んで、舐めて、そっと歯を立てて…

そのたびに漏れる私の喘ぎに、団長は益々激しくわたしを愛してくれた。
私は身をよじりながら団長自身を求める。


「ナマエ…っ、いつまでも、君を想っている…」


吐息混じりのその言葉に、だったらなぜ?とは返さなかった。
…返せなかった。

団長がわたしを想ってくれていればそれでいい。

私の下半身の疼きに気付いたのか、団長が限界なのか…
するりとショーツを下げられた。

もうそこは、ぐっしょりと湿っていて、


「…ナマエ、私は怖いんだ…」

「だん、ちょ…?」


団長の中指がわたしの中へ侵入してくる。


「君を失う事が怖い。だけど、ダメなんだ」


団長の指がわたしの気持ちいいところを優しく擦って、何も考えられなくなる。

ずっとわたしを想っていると言ってくれた。
わたしを失いたくないと言ってくれた。
だけど…なのに、なぜダメなんだろう…


ねぇ団長、わたしはこれから、どうしてリヴァイのところに行かなきゃいけないの…?

何を考えて、何を悩んでいるの…?

もうわたしは、要らないの…?


「団長、早く…」

「ナマエ」

「団長が、欲しい……」


涙が頬を伝って、声が掠れて、いつも以上に自分が乱れているのがわかる。


「あぁ、ナマエ、私は……」

「団長、…好き。ねぇ団長…っ」


団長の指が引き抜かれて、固くなった団長自身がわたしの中に入ってくる。


「ん、ぁつ……」

「はぁ、…ぁ」


お互いの吐息が混じり合う。

開始された律動は始めから荒々しくて、心地よくて、幸せで……


「ぁあ、あ、だ、んちょ……」

「好きだ、ナマエ、好きだ…!」

「もっと、だんちょ…あぁあ…ぁっ」
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