short/温かな光
□リアルな夢
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「っ…おい!ナマエ、てめっ…!おい!」
ハッ、として我に返ると、そこにはリヴァイの顔があった。
「きゃあぁあああ!!」
「な、なんだよいきなり!ほらコレ、書類にまとめとけ!」
「あ、は、はい…」
それを見ているハンジがクスクスと笑う。
「ん、ナマエ…顔、赤いんじゃねぇか?」
「へ?いや、これは、なんでも…!」
「ねぇリヴァイ、ナマエがなに考えてたか教えてあげよっか」
「ちょっと、ハンジ!」
そしてふとリヴァイを見ると、なんだか不機嫌そうな顔をしていて…
あれ、もしかしてワイワイとしているわたしとハンジに嫉妬…なんてしてないよね?
「仕事が終わったら俺の部屋に来い」
嫉妬してるー!!
バタンと大きな音を立てて扉を閉めるリヴァイに、なんだかドキドキしてしまう。
「ナマエ、帰ったら楽しみだね」
そーいうドキドキではないのだけど…
「でもいつか、リヴァイとナマエが穏やかに暮らせる日々が訪れるといいね」
そう微笑んだハンジの顔は、とても優しかった。