H×H長編〜原作沿い 裏〜

□最終試験
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*:・゜。*:・゜*


飛行船内


ライドはすでにブラックホールでなおし

一人でふらふらと歩いている

『だれかいないかな…癒し…癒しをくれ…』

そういやこの後は
たしかゴンとクラピカが話してて…

そのうちみんな
放送で呼び出されるんだったっけ?

そんで3日後に最終試験…

まぁとりあえず俺はレオリオでも探そうかなと
また、うろうろしはじめた




『んー…いないなぁ…』

ライドをブラックホールでなおすのに
人目のつかないように遠くまで
来てしまったのがダメだった

無駄に広い

『…あっ』

人影みっけ!

一人でいるけど誰だろう?

『よっ…』

トントンッ

タンッ

ドンッ

ハ「ぬおっ⁉」

特訓で散々練習した一瞬で移動すること

…だいぶコツはわかったが
コントロールは未だにできないため
ぶつかった

『…あ、ごめんなさ…』




………って…

見上げてみるとピカピカの頭が…



……ハンゾーかよぉぉぉぉおおお


『わ、悪いな…ぶつかって』

目をそらしてそういうと
ハンゾーはこちらを覗きこんできた

ハ「お前…
あのスシの試験で
一人合格したやつだよな?」

『え…あぁ、はい』

ハ「…」


真剣な眼差して見つめられる


『…;』

ハゲでもイケメンはイケメンなわけで
そんなに見られると恥ずかしい

ハ「俺はよ、最初の試験の前に
強いやつは大体把握してたつもりだ
俺くらいになりゃ見るだけでわかるからな

…でもその中にお前は含まれてなかった」

『…は、はぁ;』

え、なになに?
俺今バカにされてんの?;

ハ「でもなぜかそのスシの試験では
様子が少し違った

しかも、今見ても
真正面で話しててもわかる
お前…どうなってんだ?」

『えっと……?』

俺にはハンゾーの言う意味がわからない

『よ、要約すると…?;』

ハ「お前の成長が早すぎるってことだよ

ガキのくせになんてやろうだ
俺の今までの努力が無駄にも思えてくるような
驚異的なスピードで成長してるのには
何か秘訣でもあるのか?

なぁ、よかったら教えてくれよ!」

『え…ええええ?;』

いまいちハンゾーのキャラがつかめない;

『べつに…秘訣なんてないけど…』

そっぽを向いて言うとむすっとした顔をされた

ハ「な!べつにただでとはいわねぇーぜ?
忍の極意なら少し教えてやろう!
だから…な?」

『え、えぇと…;』

おどおどしていると、
ふいに後ろから殺気がした

でもこれは俺に放たれているものではない


ハ「っ…!」

バッ

するとハンゾーは少し俺と距離をおいた

後ろを振り向くと
ニヤニヤしながらヤツはやってきた



『……ヒソカ…』

ヒ「くっくっく◇
レイ、浮気はダメだろう?」

ポンッ

俺の肩に手を置き
ヒソカはハンゾーの方を見る


ヒ「ボクのレイに用事かな?」

ハ「…いや、なんでもねぇよ

悪かったな、ガキ またな」

そう言い残し、そのまま立ち去った


『…あ、ありがと…?』

見上げてみると、舌舐めずりをしながら
こちらを見下ろしていたので
少し距離をとる


ヒ「あぁレイ…キミって子は…◇
一週間程度でここまで成長するとは
思わなかったよ◇
キミはボクの予想をいつも上回る◇」

カツカツカツ

ヒソカは言いながらこちらに迫ってくる

『え、えぇ…』

それと同時に後ずさる俺


…ドンッ
バキバキ


『…っ…』

こ、これはまさか…

壁ドン…⁉

……破壊力やばいけど((


ヒ「……今すぐにでも壊したい…◇」

『…//』

おそらく今は顔が真っ赤になっているであろう

いや、身体全体があつい

ヒ「レイ…◇」

スウッ

唇をゆっくりとなぞられる


『っ…』

近づいてくるヒソカの顔から目をそらす


キスされる…!








────────────レイちゃん


『っ!』

バッ

ヒ「…?」

いきなり突き飛ばされて
ヒソカは不思議そうな顔をしている


ピキッ ペキペキッ

『はぁ…はぁ…』

嫌な記憶が脳裏によみがえる

ヒ「…それは能力かい?」

ヒソカは俺の腕と目の横を指差した


…ライドとの修行中、発見したことがある
それは、感情が不安定になると
どうも念のコントロールがうまくいかず
身体からいろいろなモノが出てきたり
身体が変形したりするということ

これはおそらく
俺の念能力が反映しているのであろう

それはそのたびに違っていて
獣みたいに爪が伸びたり
鱗のようなものが体にあらわれたり
様々で

今はおそらく感覚からして
鱗でもでているのだろう






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