H×H〜短編 裏なし〜
□AM11:00
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『ねぇーレオリオー起きてよー』
「んー……」
陽の光が
カーテンの隙間から射し込むのが眩しい
『目ー覚ましてよねー』
シャー
カチャン…キィ…
目を少し開けてみると
俺の横でゴソゴソしカーテンを開けてから
窓を開けるレイが見えた
『風気持ちいいよー』
サラッ…
そよ風がレイの髪をなびく
「んー…じゃ起きるか」
よっこいせ…
と言いながら
ベッドから降りて部屋を出ようとした
ギュッ
が、レイに腕を掴まれた
『もう少しだけ…もう少しだけ……』
そう呟き、優しく微笑むレイを
俺は抱きしめて
暫くそこから動かなかった
────こんな何気ない日が
いつまでも続くと俺は思っていた
.