短編小説

□秘密の放課後
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「あっ・・・・せ、先輩・・・・」


 先輩の細い指でペニスを扱かれて、僕は甘い息を漏らした。
完全に勃起して熱くなったソレは、先走りを零して先輩の掌を濡らしていた。

 美術室の大きな机に身体を押し付けて、僕は淫らに喘ぐ。

後ろから先輩に抱きすくめられ、中心をしっかりと掴まれた僕はギュッと目を閉じた。
肌蹴たシャツから零れ出た乳首が冷たい机に押し付けられ堪らなく感じてしまう。

僕は身をよじりながらはふはふと息をついた。

「可愛いね、滝沢君の。もうびしょびしょ。」

 熱い吐息交じりに耳元で囁かれると、背筋がゾクゾクする。

先輩はくちゅくちゅと僕のペニスを扱きながら、身体を押し付けてくる。

「あぁっ・・・先輩、だめ・・・・だめ・・・・」

 僕はもう何も考えられなくなって、上擦った声をあげることしかできない。

「何がダメなの?」

 先輩は余裕たっぷりに僕を焦らすように攻め、意地悪く攻めた。

執拗に僕のペニスに指先を擦りつけながら、僕の耳朶を甘噛みする。

「はぁっ・・・あぁ・・・・・だめ、そんな・・・・・・」

 僕はそれから逃げるように机にぐりぐりと身体を押し付けた。
膝ががくがくと震え、もう立っていられない。
机に全体重をかけて、愛撫に身をよじらせた。

「可愛い。そんな声出して、僕も興奮しちゃうじゃない。」

 先輩は僕のお尻に硬くなった股間を擦りつけた。
僕は堪らず熱い息を漏らし、身をくねらせる。
お尻がきゅうんとなって、期待してしまう。

甘い声を漏らす僕に欲情したのか、先輩は手のスピードを速めて激しく僕を攻めた。

「はぁっん・・・先輩・・・そんな、こすっちゃぁ・・・・・ふぁっ・・・・」

 激しく扱かれて、気持ちよくてたまらない。
止めどなくペニスの先端からお汁が零れ、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を鳴らす。
僕はより一層身体を机に押し付けた。

「はっ・・・ぁあ、ん・・・・だめ、もっ・・・でちゃぅ・・・・」

 込み上げる射精感が、もうすぐそこまで来ていた。

ビクビクと身体を震わせ僕はギュッと目を閉じる。
先輩が親指を先端に擦りつけた。

「ふぁっ・・・ッ・・・っあぁァあっ・・・・・・」

 僕は大きく身を震わせて達した。
びゅくっと音を立てて、先輩の手の中に白濁を飛ばす。

ものすごい快感のあと一気に力が抜けた。

「ふぁあ・・・・・・・・」

 大きく息を漏らし、僕は机の上にへたり込んだ。心臓がバクバク高鳴っている。

「気持ちよかった?」

 先輩は脱力する僕に問いかけた。
気持ち良くないはずがない。

「・・・・・・はぃ・・・・」

 僕は聞こえるかわからないほど小さな声で返答した。
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