シリーズ小説

□悪戯B
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 夜、一階の両親が寝静まった頃、廊下から足音が聞こえてくる。
俺は読んでいた本を片付け、足音が近づいてくるのを静かに待った。


部屋のドアの向こうで足音が止み、間もなくドアを叩く音が聞こえてくる。
俺はゆっくりと椅子から立ち上がり、焦らすようにドアへと向かった。


誰がいるかも、どんな用があるのかも知っているが、いつものようにたっぷりと時間をかけてドアを開けた。

 少し開いたドアの隙間から、小さな弟の姿が現れる。
俺を見上げるつぶらな瞳は、心なしか潤んでいた。

 





 俺と弟の棗は、両親に内緒で夜中、いけない行為をしている。

どこで覚えてきたのか、棗はその見た目に似合わず自室でオナニーをしていた。

兄である俺の名前を呼びながら、淫らに喘いでいた。
そんな弟の姿を偶然見かけ、そのいやらしい光景に俺生唾を飲んだ。

 そしてある日、オナニーをしている棗の前に現れ、新しい歓びを教えた。


 その日以来、俺は棗の身体にいろいろなことを教え込んでいる。
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