短編小説

□生徒会の不純
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「んっ・・・・ぅ・・・・・ッ・・・・」


 会長の逞しい腕が僕の背中に周り、強く抱きしめながら唇を重ねる。
部屋に充満した会長の香り、会長の体温、熱い舌の感触、
それらが僕の神経を着実に刺激する。

 口腔内を会長の舌が這い回り、歯の裏側をなぞり、怖気づく僕の舌に絡みつく。

 会長はキスが上手い。
口の中を蹂躙されて僕の脳みそは蕩けそうになる。
無意識のうちに僕も必死に舌を絡ませ、それに応えようとするがうまくいかず、
逆に吸い付かれてビクビクと感じてしまった。


 息が苦しくなるまで深いキスをし、ようやく唇が離された。
どちらのものかわからない唾液がお互いの舌を伝い銀色の糸を引く様子が卑猥だった。

「ふっ・・・・ぁっ・・・・・」


 唇が解放され、喘ぐように酸素を貪っていると、
会長が僕の口端からだらしなく垂れた唾液を
ぺろりと舐めた。
 ぬるりとした感触に僕の下半身はずくんと疼く。

会長のキスで確実に感じた僕の身体は熱を持ち、
全身が性感帯になってしまったんじゃないかってくらい敏感になる。
会長の長い指が身体を這い回るたびに僕の身体は小刻みに震えた。

 そんな僕の反応と楽しんでいるのか、会長はゆっくりと僕の背中や腰に指を這わす。
先輩の胸に縋り付きながらそんな焦らすような愛撫に感じていると、
耳元に熱い息を吹きかけられた。


「あっ・・・・・」

「耳、弱いね・・・」

 分かりきっていることをあえて言いながら、耳の穴の入口をぴちゃぴちゃと舐めあげる。
そのいやらしい水音が、僕の耳を犯す。
耳を舐められながら、会長の手により誘導され、僕は会長のベッドの端に腰かける。

 会長の指先が僕の制服のネクタイに掛けられ、
しゅるりという音と共にいとも簡単に外された。
その後器用に僕のワイシャツのボタンを外し、前を曝け出す。

顔を耳から離し、会長が僕のひ弱な上半身をまじまじと見つめてくるものだから
僕は恥ずかしくて堪らない。

真っ白で薄い胸板の上の二つの突起は、会長に散々開発されたせいで、まだ触られてもいないのにぴんと先を尖らせていた。

 会長の指がその突起を摘み上げ、くにくにと揉みし抱けば、僕の口から甘い声が漏れた。

「あぁっ・・・会長・・・・そこ・・・・・あっ・・・・」

「やらしいね・・・・触ってないのにこんなに硬くして・・・・」

 親指と人差し指で側面を摘み、紙縒りをよるようにくりくりと捻りあげる。
もう片方の突起は乳輪をなぞられ、乳首には触れるか触れないかの刺激を与えられる。


「んっ・・・だめ、乳首・・・・だめ・・・・です・・・・っ・・・」

「どうして・・・?こんなにコリコリになって大きくなってきたのに・・・?」

 先輩の手によって僕の乳首は真っ赤に染まり、ぼってりと卑猥に腫上っていく。

敏感な乳首の先端を指で突かれると、甘い刺激に僕の身体はビクビクと跳ねあがった。
胸への刺激なのに、下半身がずくずくと疼き、確実に僕のペニスが反応しているのが分かる。

 徐々に頭をもたげズボンの下から存在を主張するそれに気が付いた先輩は、
大きな掌でそれを掴みあげた。


「ひゃぁっ・・・・・ッ・・・・」


「乳首弄っただけでココも硬くなっちゃったね・・・・」

「やぁっ・・・・言わないで・・・・くださぃ・・・・」

 ぐにぐにと大きな掌全体で揉まれ、僕の息は荒くなる。
下半身が熱くて堪らない。
もう弄られていない乳首も、じんじんしてもどかしい。
 
「直接触って欲しい・・・?」

 ズボンの上からの刺激じゃ物足りなくて、会長の言葉に僕は浅ましくもこくこくと頷いた。
会長は器用に僕のベルトを引き抜いて、
前を寛げズボンの中に手を突っ込んだ。


ぐちゅっぐちゅ・・・・にぬちゅ・・・・・


 もうすでに先走りで下着をびしょびしょに濡らしていた僕のペニスは、
先輩の掌に掴みあげられピクピクと震えた。
直接触られて、言いようもない快感が背筋を襲う。
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