short

□かふぇいん
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日々が驚くくらい早く過ぎていく
つい昨日までミュージカルをしてると思ったら
そのミュージカルもう終わって
今は日本にいる

もう、自分が自分じゃないみたいだ…

こんなとき、そばにいてくれる人がいたら
どんなに楽だろうか

ふとそんなことを考えてしまった

あの子は元気にしてるのだろうか

あの時勇気を出して、声をかけていたら
変わってたのかな…

DW「ヒョン、またあの子のこと考えてるんですか?」

「わかった?」

DW「わかりやすいですね。ヒョンは。疲れてるときその顔したらだいたいそうですよ」

「そうか。」


ドンウンがいま言ってるあの子っていうのは
日本に来た時に見かけた女の子のことだ

その時はまだ日本デビューして
間もない時だったから声かけても
問題はなかったと思うけど
今みたいに日本語ができるわけでもなかった


ただ、後悔してる

DJ「勇気出せばな」

毎回メンバーに言われる言葉


ある意味ジュニョンが作詞した
カフェインに似てる

あの子のことを考えると
眠れなくなる…

まるで君がカフェインみたいに…

JH「早く次の子探したらいいのに」

そんな簡単にいけるわけじゃない

DJ「とりあえず、仕事いくぞ」

ラジオ収録
今回はお客さんが入らないってことで
なんだか本格的な感じがした

あいさつしながら
部屋に入っていく

この瞬間が唯一すべてを忘れられる
あの子も疲れのことも

でも、僕は今回の収録で気づいたことがあるんだ
なんだか、そわそわしてる自分がいることに
なんでだろう…
視線を感じるからかな


視線を感じるほうに目をやると
そこにいたのは
あの時、会ったあの子だ

なんで?ってずっと考えてた
ちゃんと仕事しないといけないのに
そっちに心がいってしまう

DW「ヒョン、あのこ」

「だよな?」

そうですよって言うドンウン
やっぱり

ドゥジュンが一生懸命話してる横で
あの時のことを思い出す

よく考えたら
あの時この近くであの子を見かけた
なるほど

自己解決した僕は
ラジオに集中した

そして、終わったら話しかけるって
決めた。

カフェインみたいな存在だった君は
さらにカフェインになるんだろうな

ドキドキして眠れない日々が待っているのかも

















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