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□体温は君の
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「…ん、あっ…ひゅ、が」
「はぁ、ほんとにやばい…」


久しぶりすぎるなまえの熱すぎる体温に吐息が漏れた。直接触っていないのに水音を発するなまえにごくりと唾を飲んだ。さっき言い合っていたときに熱すぎて廊下に続くドアと窓を全開にした窓。そこから聞こえるのは子どもたちのはしゃぐ声と店から漏れる親父たちの声。その全てが俺たちを昂らせた。カチリという秒針の音に2人の息遣い。なまえの小さな声と水音。


「んも、やだぁ…」


身体を捩って潤んだ瞳で俺を見上げるなまえに俺はもう限界だ。それでも直接触ることはなく、意味を成さない下着の上から小さな芽をするりと撫でた。


「やぁ…っ、はやくして…」


触るたびにピクピクと揺れる身体に頭痛がするほど溺れている。溶けきった表情のなまえの胸に唇を這わせ、キスを落としていく。胸の上までずり上げられたタンクトップからは真っ白な身体が露していて膨らみの上には淡いピンク。それに吸い付くと高い声をあげて喉を反らせるなまえ。それと同時に下着の中へと指を滑りこませた。


「あっちぃ…」
「んんぅ、」


なまえの中は火傷しそうなほど熱くて、指に柔らかく吸い付いてきた。指を大きく動かすとぐちゅりと大袈裟な音が静かな部屋に響いた。


「音、恥ずかしい…」


真っ赤な顔をしてそう言ったなまえは手の甲を口に押し当てて、声を消そうとしていた。そんな手を奪い去って自分の唇を重ねた。


「ん、は…っ」
「顔エロい…」
「もう見ないでっ。はやくして」


涙目で睨んでくる彼女だか俺を煽る要素にしかならない。そして身体に足を絡めてそう呟いた。俺の彼女はこんなにエロかっただろうか。そんなことを頭の隅で考えながら両足をぐい、と持ち上げた。


「熱いからここでいい?」
「も、どこでもいいから、はやく…っ」


はっ、短い息を漏らすなまえにニッと笑いながら先端を宛てがって、一気に奥まで貫いた。


「ん!は、あぁー…っ!」
「ちょ、なまえ…あっつい」


ぱくぱくと口を動かすなまえに眉を寄せて快感に耐えた。久しぶりすぎていれだけでイきそう。ゆるゆると腰を引いてまた奥まで突いた。


「は、あっ!ひゅ…あぁっ!」
「くっ…気持ちよすぎ…っ!」


ゆっくりだった動きを少し早めてなまえのイイところを突いた。そのたびに一際声を上げて身を捩る。視覚的にも相当クる。


「…は…なまえ……」
「ふ…あ…はっ、ん…あぁっ!!」
「…おい…声、抑えろって…」
「んっ…も、むりっ…!や、あっ…!!」


窓という窓は全開で、ドアも全開なのに声を抑えきれないなまえは下唇を噛んで声を抑えようと努力するが、か細い声が時折漏れる。


「ふ…っ、聞こえたらどうすんだ…」
「ああっ!ん、やぁっ!」
「は…っ!くっ」


聞こえたら、という単語に反応したのかギュウッと締め付けが強くなる中に眉を寄せた。


「ん、ふっ…んーっ!あ…んんっ!!」
「…っ…は……出そっ―…!」


もはや声なんてどうでもよくなって2人抱き合うように揺らし合った。床が痛いだとか、汗だとか。もう全てがどうでもいい。今はただ快感だけが。


「んっ…ふ、あっ!イ、く…っ!ん、やっ…ああー…っ!!」
「…は…あ…っ、も…っ、くっ!」


背中と喉を反らせてビクビクと揺れるなまえと、ギュゥギュゥと締め付けが強くなるナカ。その快感に耐えきれなくなって、熱すぎるそのナカに全てを吐き出した。


「…んっ、は…っ」
「…はぁ、なまえ…」
「ん?…ふ、んぅ」


ずるりと引き抜いた俺に身体を震わせるなまえに顔を寄せて口付けた。




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