甘い記憶


□03#バスケへの勧誘
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03#バスケへの勧誘







それからまた数日が過ぎた



たまに見かける絢の姿に
胸が痛くなった




自分がこんなに
女々しい人間だったなんて
別れるまで気付かなかった








絢のクラスが体育で
グラウンドに出ているとき
授業も聞かずに
ボケーっと眺めていた




体育のときは髪縛るんだな…


蜂蜜色の髪を
後ろで高く結ぶ絢



見たことがない訳じゃないけど
心が踊った










そして俺は、変態か、と慌てて
窓から視線を外した









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