黒子ノ籠球(801)
□森に埋もれた月
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気付くと
拘束や目隠しは外れ
自由の身となっていた
但し左目は失明してしまったらしい
其の為
眼帯がしてあった
近くにあった自分の携帯は真っ二つに折れ
画面には修正液のようなもので「愛してる」と書いてあった
制服のポケットにはハンカチはなかった
きっと其奴が持っているのだろう
俺を監禁していた本人の姿は見当たらない
其奴が誰だか分からない侭俺は家へ帰った
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