ながい。&ながいぱろでぃ。
□Hot Blood Tea.B
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「ここが君の部屋だよ。」
あれから、いとも簡単に面接が終わり、採用が決まった。
しかも、主人であるスホさんは同い年であるということも分かった。
いったいどんな権力者なんだ…。
「今日は部屋の説明はここまでにしようか、今日はここに住むメンバーを紹介するだけで終わっちゃうだろうし」
「何人住んでいるんですか?」
「えっと……まぁ会ってみなよ!」
「…はい。」
スホさんは、少し抜けているけど、悪い人ではなさそう。
同世代がいるだけでこんなに安心感がある。
……いままで生きてきて、久しぶりの安心感。
(仲良くできないかな?…)
そんなことを考えながら、スホさんの説明を聞いていく。
時々悩みながら丁寧に説明してくれるスホさんに自然に笑みが出た。
オレはその時気づいていなかった。
複数の視線に見られていたことを…