Last LoVe

□-あれから-
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ー玲奈Sideー


突然のゲリラ豪雨に身動きできず立ちすくんでると。
急に後ろから抱きしめられた


珠「玲奈ちゃん?びしょ濡れじゃん;;;;」


これはー夢??幻???
確認のためにその人の名前を呼ぶ。


玲「!!!!じゅりな?」



振り向かなくたって
珠理奈の声と
懐かしい香水の香りとがわたしを包んでくれる。


夢でも幻でも
もうなんでもいい。
わたしには今
この人が必要だった。




珠「へへ!ビックリしたぁ???ずっとれなちゃんのこと追っかけて来てたんだけど、全然気付いてくれないんだもん....さみしかったなー....なんて。。」



シリアスなわたしとは違って
珠理奈はいつも通りだった。



いつもみたいにおちゃらける彼女。。。

なんで普通でいられるの?
わたしはこんなにも苦しかったのに。


どうして珠理奈は平然としていられるの?


珠理奈のわたしに対する「好き」ってそのくらいのものなの?

なんかバカみたいじゃん.....


わかんないよ。



好き過ぎて切ないの。はじめて。




わかんないよ珠理奈。




いつからだろう?
こんなに自分が醜く思えたのは。



いつからだろう?
少しずつ歪んできたのは。




........もう。



なにもかもわかんないよ、珠理奈。
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