『賢者の石』

□第4話 組分け帽子
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扉が開き、エメラルド色のローブを着た背の高い黒髪の魔女が厳格な顔つきで出迎えた。


ハグリットと会話を始めた魔女――マクゴナガル先生と言うらしい――ハグリットに替わりみんなを誘導した。


マクゴナガル先生は小さな空き部屋に誘導した後、ホグワーツの説明を始めた。

レグルスはその説明を遠くで聞きながら、セオドールはスリザリンだろうな、ハーマイオニーはレイブンクローかグリフィンドールかな、ロンはグリフィンドールだろ、ハリーは…両親と同じ寮かな。
そして……俺はどうなんだろ。


組み分けをどうするのだろうかと騒ぎ立てる生徒や、ゴーストに驚く生徒見ながら眉間にしわを寄せた。


……俺はどこに入るべきなのだろう。


一列になって動き出すと同時に後ろにいたセオドールから小突かれ慌てて歩き出した。




大広間に入ると天井…ではなく空が広がっていた。
ろうそくは空中に浮き四つの長テーブルを照らす。
その長テーブルには上級生、広間の上座には先生方が座っていた。
見覚えのある黒い服装にレグルスは静かに口角を上げた。

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