めいん.
□ダアホ。
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「俺、今日は帰るわ」
「じゃあな!伊月!」
「‥伊月?」
スタスタと歩いて部室へ迎う伊月。部室に入ると座り込みうなだれる。
「楽しそうに笑ってんなよ‥ばか」
「そういうことかよ」
「なっ、日向!?」
いつの間にか日向がいて、
一人納得している様子。
「なんだよ」
「お前の様子がおかしいから心配で見に来たんだろーが」
「え?」
「ただの嫉妬かよ‥」
この言葉が伊月の胸に刺さった。
「ただのってなんだよ!俺はお前が木吉と一緒にいるの見て悔しかったり辛かったり苦しかったり寂しかったのに!大体日向は隙がありすぎな「黙れ、もういいから」
ぎゅう、っと抱き締められて耳元でそう言われては黙るしかない。
ちゅ‥っ
「‥伊月可愛すぎ。」
「お、俺は真面目に怒ってる「黙れっていったろーが」
ちゅ、くちゅっ‥
キスで黙らせるかのように息を吸う暇もないくらいに激しいキス。
「は、ぁっ‥苦しっ‥」
ぜえぜえと呼吸をしながら顔を紅潮させ日向を睨む伊月。
「ばーか、誘ってるようにしか見えねーよ」
「ちょっ、ここ部室!んっ、」
「誰もこねーよ、きにすんな」
日向が伊月のシャツを脱がし終わるのと同時に‥
ガチャッ
「おーい、黒k‥」
「か、火神‥っ」
「うぉっ!!し、失礼しましたっ」
バタンッ
「日向のばか!」
「‥」
ずーっと黙っている日向が自分に怒っているのかと不安になり顔をのぞきこもうとすると、強く抱き締められた。
「くそっ!伊月の裸見ていいのは俺だけなのに!」
(あ‥どうしよう‥なんか‥)
「日向、耳かして‥っ」
「なんだよっ!」
『好き、だよ‥っ』
『ダアホ、俺は愛してるっつーの』
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