めいん.

□ダアホ。
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「‥日向のばーか、」

キツイ部活の練習も終わり今は自主練の時間。
各自シュート練習をしているのだが‥

「お前なあ!真面目にやれ!」
「まあまあ怒るなって。飴ちゃん食うか?」
「‥っダアホ!食わねーよ!」

シュート練習は二人一組になってやるのが基本。
いつもは伊月と日向で練習していたのだが木吉の復活で変わったのだ。

(苛々する‥俺の日向なのに‥)

はぁ、と小さく溜め息をついて立ち上がる伊月。
そして未だに騒がしい二人の元へ‥

「あんまり日向困らせんなよ、」
「大丈夫だ!
こいつはピンピンしてる!」
「話がかみあってねーよ!
伊月の話理解できてんのか!」
「わかってるって」

そう言いながら日向の肩に手を回しごめんなと謝る木吉。
伊月の中で何かのスイッチが
入った瞬間だった。


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