Morning Glory(サンジ)

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「…じゃあ仕事内容はこれね。お給料は……このくらいでどうかしら?三食おやつ付きよ。」


「はい。掃除と洗濯ですね。あの、食事の支度は?」


「それはサンジくんがいるから大丈夫。彼の料理最高よ。楽しみにしてて。
良かったらここにサインね。」


「そうなんですか…あ、あのナミさん、私こんなにいただけません。」




一回り船内を見た後で連れていかれた先はアクアリウムバーだった。
ナミさんに契約書を見せられた私は給料の額に驚き彼女の顔を見た。
お屋敷にいた時の三倍の額が書いてあったから。




「いいのよ。まさかの時の保険も入ってると思って。
ほらほらサインサイン。」


「は、はい。」




にっこりする彼女に促されてペンを走らせた。満足そうに書類を眺めてナミさんは頷いた。




「じゃあ仕事は明日からお願いね。」


「はい、よろしくお願いします。」




私から何もかもを奪った海賊から奪い返す。
昨日の気持ちを胸の奥底にしまい込んで、私はナミさんに頭を下げた。



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