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□2度目の恋
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「ユウは団長のどこが好きだたか?」
フェイタンは、いつもユウの恋の相談相手になっていた。
突然のフェイタンのその質問に、今更そんな事聞かないでよと言いたげに、ユウは顔をしかめる。
「えー…
だって、クロロ格好いいし、強いし、優しいしさぁー…」
ユウはテーブルに頭を突っ伏して、ボソボソと答えた。
「そか……」
質問した割には、何も答えずフェイタンは無反応だ。
フェイタンどうしたんだろうと思ったが、今の自分には思いやる余裕が無い。
少しの間が開いた後、フェイタンは口を開いた。
「ユウは、団長に憧れてただけよ」
ユウの気持ちを見透かすように、笑みを浮かべて言った。
「えっ…そんなことないよ
ずっと好きだったんだから」
突然のフェイタンの言葉に戸惑ってしまう。
「ワタシは早くユウが振られればいいて、ずと思てたね」
これには、ユウも黙っていられない。
「なっ……
なんでそんな事言うの!?」
フェイタン…
今まで優しく相談乗ってくれてたのに……何で?
「簡単よ
ワタシ、お前に惚れてるね」