short

□who!?
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次の日、男たちは朝からソワソワと落ち着きが無かった。




「なんか、今日みんな変じゃない!?」

マチが眉をひそめて、パクノダに耳打ちをする。

「…まぁ、だいたいユウのことでしょうね。
大方予想はつくわ」

子供じみた男たちの行動には、巻き込まれたくない様子の大人なパクノダ。







長い長い昼が過ぎた。
この日ほど、一日が長く感じたことはないと、男たちはシズクの部屋に集まった。


「あ〜今日1日が長かったぜー…」
そう漏らすフィンクスは、やや不安げな面持ち。

「やと、ユウの気持ちが分かるね」
いつものポーカーフェイスだが、自信ありげなフェイタン。


「まぁ、じっくりシズクの話を聞かせてもらおうよ」
顔には出さないが、ウロウロと部屋を動き回るシャルナーク。

「結果は聞かずとも出ているようなものだがな」
両想いになる妄想で、早くもニヤけるクロロ。





「昨日、ユウの好きな人を聞き出しました」




……ゴクン
固唾を飲んでシズクを見守る



「それは……」



それは!?




「…………」


………??

「ささと答えるね」

「シズクもったいぶらないでよ〜」 





「………誰だっけ??」


………

………

男たちは青い顔をして、互いの顔を伺う。………まさか……


「思い出せないや」



「ぁあああー!!!!
だからユウを問い詰めりゃ良かったんだろーが」

「シズク………
(時々本当に大丈夫か、怖くなるな…)」

「シズクに頼った僕たちが馬鹿だったってことだね…」

シャルナークの聞き捨てならない言葉にシズクはムッとなる

「覚えてる内容もあるよ!!」


!!!!

「なんかヒントになること覚えてるか!?」
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