short
□who!?
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その夜…
「はい、シズクのお酒!
あとおつまみもいろいろ持って来ちゃった♪」
「ユウありがとう」
おっとりとしたユウはシズクと波長が合うようで、入団してすぐに仲良くなった。
「明日は仕事が無いから、シズクと夜中までおしゃべり出来て嬉しいな」
和やかなガールズトーク。
2人にとって、普通の女の子になる楽しい時間。
その部屋の扉の向こう側は…
「シズクのやつ、羨ましいこと言われてんじゃねーか!!オレも言われてぇ…」
「フィンクス黙るね!!
ユウに気付かれたら、計画が台無しよ」
「フェイも、しぃーー!!
みんな、ちゃんと絶やってるの!?」
「シズク………頼むぞっっ…!!」
むさ苦しいことになっていた。
「…………ユウ
ちょっとトイレ行ってくる」
「うん♪」
シズクは扉の向こうへ向かった。
「……みんな絶をやっているみたいですけど、……鼻息が荒いです。
ユウに気付かれます」
シズクは、いつもと変わらぬ表情だが、明らかに機嫌が悪い。
「ぃ、いや、しかし結果を見守らなければ、団長としてだな…」
シズクのオーラに気圧される。
無表情な分、余計に凄みを増していた。
「ユウの返事を聞くまで、私ココにいるね」
「だな!!じゃなきゃ、おちおち寝てもいられ「邪魔です」
……
「まぁまぁシズク、みんなも静か「邪魔です」
……
「しゃべらな「邪魔です」
……
「そう言「邪魔」
……これ以上は計画に差し支える、男たち全員は悟った。
「明日の夜、ちゃんと報告しますから、それまでは大人しくしていてください」
「あ、シズクおかえり〜」
良かった、ユウは気づいてないみたい、なんだかゴメンネ…
これも旅団のためだから…