進撃の巨人 夢小説文

□久し振りに休暇を貰う
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ハードなメニューをこなして一ヶ月…私はそれなりに仕上がっていた。


『…おはよう』

「あぁ…ん?今日は訓練ねェぞ?」


身支度を整え…寝室から執務室へ行けば、リヴァイがデスクに腰掛けながらコーヒーを啜っていた。

リヴァイがそう言うのも無理はない…現在の時刻は…朝の5時を少し過ぎたとこだ。

…毎日、リヴァイを起こされていたせいか、今ではすっかり習慣になり…勝手に目が覚めてしまう。


『分かってるよ、今日一日はアクと過ごそうと……』

「おっはよー!!…あれ?早いねレティ!どっか行くの?」


私が言い切らない内に入ってきたのは、言わなくてもこのテンションで分かるだろう、ハンジだ。


『おはよう。ちょっとアクのとこに……』

「煩ェぞ、クソメガネ…!!」


またしても遮られた。

今度はリヴァイに…


「ノックくらいしやがれ…」

「いいじゃん、ノックくらい…そんな怒らないでよ…?」


言い合いを始めた2人に私は小さな溜め息を吐いた。


『…行ってくる』


私はそう言い、リヴァイのデスクに近づく…

しかし、私の目的はその後ろの…外へと繋がる窓だ。


『何かあったら呼んで…』


片足を窓枠に掛け振り返る…


『馬小屋にいるから』


聞こえているのか、いないのか…分からないが、面倒だから確認はしない。


「ドアを使え、ドアを…!」

「野性的だなぁ…」


窓枠を蹴り…アクの待つ馬小屋へと向かった私は、そんな2人の呟きを知らない。







 
 

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