鬼灯の冷徹 夢小説文
□茄子とのデュオ
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とある日の午後…
「それでは私は視察に行って参ります。シオン…申し訳ありませんが、これお願いしますね」
視察へ行くと言う鬼灯を送り出していたシオン。
『任せてください!!』
鬼灯が指差すのは提出期限間近な書類の数々。
そんな彼にシオンは可愛らしいく笑って見せた。
「時に大王…私が居ないからと言ってサボり…ましてやシオンに迷惑掛けたら許しませんからね」
鬼灯はシオンから閻魔に視線を移し、強い口調で言う。
「そんなに睨まないでよ…ちゃんとやるからさ」
なんで信じてくれないかな…と呟いた閻魔に鬼灯が舌打ちをした。
「どの口が言ってるんですか…現に今、大王の溜め込んだ書類にシオンは大迷惑してますよ…」
『全然、迷惑してません!!大王、鬼灯様のいない分、頑張りましょうね!!』
鬼灯の言葉に押し黙る閻魔にシオンが優しい言葉を掛け、鬼灯が視察へ向かったのは30分前の事だ。