Royal knights's novels

□親父到来?
1ページ/4ページ




イグドラシル本部。
いつもより遥かに多い人数、というか全員集まるこの場所に緊張の糸が張りつめていた。

「何が始まるんだろうな」
「飲み会?」
「それは貴様の願望だろうが」
「全員集めるとは…どういうことだ」

アルフォースブイドラモンやデュナスモン達が騒いでいた。もし今回の収集が任務ならイグドラシルがあらかじめリーダーであるオメガモンに前もって伝えてくれるはずである。

「なぁオメガモン。お前は知らねーの?」
「あ、あぁ。今回は私にも分からないのだ」
「えーナニソレ。じゃあ今日は任務じゃないってことか?」
「やっぱりなんか真面目な感じ?」
「……そうかもな」
「カタい顔すんなよ」
「?何か来るぞ」

突然真ん中のあたりで神々しい発光を見せながら透明の球体が現れた。その正体は我らが神イグドラシルだった。

『今回貴方達に来ていただいたのは任務のためではありません』
「任務ではない…とすると?」

オメガモンの無表情な目が多少揺らぐ。
他のメンバーも頭に?が浮かんだような顔をする。

『実は今ここに来客が来ています』
「客?普通のデジモンがここに来れるのか?」
「でもここに来るってことは相当強い奴なんだろうな?」
『この方です、こちらに来なさい』

カツン、カツンと木が当たる様な音とともに現れたのは。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ