進撃の巨人
□ワイン
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「はーーんじ!遊びに来たよー!!」
と勢い良くハンジの部屋のドアを叩く
「マテリア!?えっ!ちょっま!!!服着るから待って!!!」
服着るから…?その言葉に私はニタァと口を開き部屋に押し入った
「またなーーい!!!!」
中には着替えの間に合わなかった上半身裸のハンジとワインを片手にいつもより目の据わったリヴァイ兵長がいた
「…!?へ、兵長!?」
半裸のハンジより先にそっちに目がいったのは言うまでもない…
「邪魔したな…」
兵長は私の所まで来ると手にしていたワイングラスを傾け、何故か私にワインをぶっかけて帰っていった
「……」
「……」
沈黙が続く
「え…?今の…なに…wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「しwwwwwwらないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
目を合わせて笑い転げる私とハンジ
その光景はとても異様であるとしか言い様がない…
「ふひゃっひゃwwwwwwひぃwwwwww…ひっ……………ふぅ」
しばらくしてやっとおちついたハンジは私にどうしてこうなったかを説明し出した
事は2、3時間前に遡るらしい
ハンジと兵長がばったり食堂でで合わし、何故かハンジの部屋で飲む流れに。
兵長は何故か浴びるように飲んで酔っ払いハンジの服を追い剥ぎしたらしい…
「(それにしてもハンジの体ってほんと綺麗…)」
「(ワイン浴びたマテリア…甘そう…)」
お互いがお互いを舐め回すような目で見る
目と目があい吸い寄せられるようにハンジに歩み寄る
すっかりなんかいいムードになっていた。
「お酒臭くなっちゃうよー…」
と言いながら私の服を脱がすハンジに私は抵抗する事もなくただ身を任せる
「…ヤじゃないの?」
シャツをはだけさせ、私の胸に顔をうずめながら上目遣いで様子を伺うハンジ
「その角度禁止…においで酔ったのかも、ヤじゃない…」
クラクラとワインの香りが鼻をつき何も考えられなくなる
兵長のおかげなのか兵長のせいなのか…
病み付きになりそうなほど甘い大人の香りに酔いしれるのもたまには悪くない、そう思えた夜だった