進撃の巨人
□〇〇トルトさん
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「べーるとーるとんっ!!」
好きだよーっと抱きつくとベルトルトは顔を赤くして
「んー?よんだー?」
と首を限界まで回し私の方を見る
「ぎゅーって、してーっ!!!」
「いいよー、ぎゅーっっ」
二人だけの世界…回りも気にせずに抱きつく私達にベルトルトの隣にいたライナーが呆れた顔で「ほんとバカップルだな…」とつぶやいたがそんな言葉すらも私の耳には入らない
「んへへー!!好き好きーっ!!」
私がそういうとベルトルトはいきなり私を抱えあげた
「きゃっ…た、たかいよ!!」
ベルトルトは約二mで150ちょっとの私にとって抱き上げられた時の高さは軽く恐怖なのである…
そんな私の心境に気付いたベルトルトはさっきまでの優しい笑顔とは違う黒い笑みを浮かべる
「ん?なに?何か言った?マテリア」
え、エストルトのスイッチが入ってしまった…
私は慌ててあたりを見渡し助けてくれそうな人を探す
暇そうな馬面を見つけ即座にSOS
「ジャン…っ!!あのっほ、ほら!!あれがさ!!り、りったいきどーについて!!さ!!」
しかしジャンは眉毛をイタズラにはの字にまげ「え?なに??(笑)俺忙しいんだわ(笑)また後でー(笑)」
とか言いながら消えて行きやがった
「こんっっの!!馬面!!!ばーーーか!!!!」
遠くの方で誰が馬面だこのドちび!
とか罵られた気がするがそんなことより腰に刺さっているベルトルトの爪に気がいった
「マテリア、僕以外の人と仲良くしちゃダメだよって僕言ったよね?」
まずい、非常にまずい
この状況を打破するには彼と仲の良いアニかライナーの助けが必要となるが今まで近くにいたと思われるライナーはどこにも見当たらないしアニは部屋で寝ているはずだ…
「べ、べるとると…?あのね、おろして欲しいんだけ「あぁ、そうなの?」…ドサッ…いぎゃっ!!」
ベルトルトは私が言い終わる前に意図を察し私を地面に落ろ…おとす
私はうまく着地出来ず強く打ち付けたお尻をさすりながら立ち上がってベルトルトをキッと睨んだ
「い、痛いじゃん!!なにすんのよこのノッポ!!!」
「痛くしたんだから痛いでしょ?何言ってるの?おちびさんっ?」
ベルトルトは笑顔ではあるが果てしなく…黒い笑顔…で…私は生命の危機を感じた
「あー…えーっと…に、逃げ!!」
ベルトルトと向かい合わせだった体を逆方向へと反転させ勢い良く走り出す
「だーめーっ」
が
あっけなく捕まる
サーと顔に血がなくなるのを感じた
ベルトルトは私の腕を掴んだまま自室へと早足で向かう
「や!あの!!ベルトルト、どこ行くの!?わ、私の部屋は!!ほら!!あっち!だからっ!!!」
と声をかけるが応答がない
「…ぎゃあああああああああっっっ」
ズルズルと引きずられ叫ぶ姿を最後に私はベルトルトの部屋に連行された
「…マテリア…すまん…!」
ライナーの声が小さく聞こえあの野郎後で潰すと誓ったのは言うまでもない
その後私がベルトルトにナニをされたかは言わずもがな。
瀕死の状態で自室に帰った私を迎えたユミルたちは面白いものを見る目で煽って来るのであった。
「(きゃーっ!ゆ、ゆみる!!マテリアにき、ききき、キスマークがついてるよ!!!)」
「(はっお盛んなこった…しかしべるとるさんは意外とヤる男なんだね…)」
「(ヤ!?え?!ねぇ今やがカタカナだったよね?!ねぇ!!!ユミル!!!!)」
「クリスタ、ちょっと黙ってな…」
夜の事情に興味津々なクリスタとそれをなだめるユミルちゃんでしたヽ(´▽`)/