進撃の巨人
□憐星
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「俺は調査兵団に入る…っ」
ぎゅっと拳を握りながら言ったジャン。
あの日のジャンはどの星より輝いていた。
メラメラゆらゆらとゆれる炎を仲間を弔う炎をその目にしっかりと刻んで私も続けたのだ
「そう、なら私も調査兵団意外ないね…」
「お前は…憲兵団…に…」
「やだよ」
私は憲兵団に行けと言おうとするとジャンの言葉を遮り意思を告げる
「ジャンと一緒じゃなきゃ生きていたって仕方ないもの」
私とジャンは恋人関係にあった、ジャンが私のどこを好きになったかなんて知らないし、私もジャンのどこが好きかわからない
でも、それでも彼を愛していた
誰かを愛したかった、誰かの心に、自分を刻みたかったのだ。
彼もきっと同じだろう、だからこそ2人、愛し合うことができた
「ねぇ、もし…今ここで私が死んだらジャンは…泣いてくれるのかなぁ」