進撃の巨人
□事後ジャン…
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それはあくる日の早朝だった…
「ねぇ私、何でこんなとこにいるんだろう…」
私は今ジャンの部屋のベッドに居る、しかも服を着ていない。
「さぁな…俺にもさっぱりだ…」
隣で苦い顔をしながら額を抑えるジャン。もちろん服着てない。
明らかに事後って感じである。
補足として付け加えるが私とジャンは付き合っているわけではない。
むしろ私の片思いであった。
「あのさ…ジャンはさ…好きな人っている?」
この流れでこの質問はもう私がジャンのことを好きなのバラすような質問である…。
ジャンは少し戸惑って一拍あけたあとこう答えた
「…居る」
居るんだ…
こりゃ告白してもふられるかな…と私は思った。でもこの思いを告げずに恋を終わらしてしまうなんて私にはできない。
「「あのさ」」
かぶった…
「じゃ、じゃん先どうぞ…」
とりあえず譲ってみた。でも正直続きを聞くのが怖かった、おそらく好きな人は誰とか言う話だと思ったからである。
「お、おう…あのよ…俺は……」
「う、うん…?」
「マテリアが好きなんだ…」
「…うん…うん!?んんん?!」
頭の中が真っ白になった。
「だから、お前が好きなんだって!」
じゃんが!?わたしを?!?!
う、嘘に近い!!これは嘘か!夢か!!!!!
ほ、ほっぺつまんで…!
「お、おい何してんだよ!!」
「い、痛い…夢じゃない…」
私は涙を目尻にためジャンを見上げた
「嘘じゃ、ない?」
ジャンは呆れたように笑うと
「嘘なんかこの状態で言えるかよ、バーカ」
と言って私の頭をわしゃわしゃなでた。
「私も…私もジャンが好きだバカ…!!!」
ジャンはバカとはなんだよ、と意地悪そうな笑みを浮かべそれにつられてジャンがさきにいったんでしょ!と私も笑う。
こんな幸せがずっと続けばいいと思った。