††詩・綴り††
□暗闇
1ページ/1ページ
『大好きな君』
僕の大好きな君は
今日も
昨日も
おとといも
僕の隣でずっと微笑んでる
僕のそばにいられて
本当に喜んでるみたい
だけど
君は一言もしゃべらない
そりゃぁ僕だっておしゃべりな子はあまり好きじゃないよ
でもそれと同じくらいに、全くしゃべらない子も好きじゃないよ
気に食わないなぁ
「ねぇ、なんか話してよ」
それでも君は口を開かない
「ね、君はよく知ってるよねぇ?
僕は待たされるのは好きじゃないんだよ・・・ねッッッ!!」
そう言って僕は君の座っていた椅子を蹴り倒した
それと同時に、君は椅子と一緒に吹っ飛んだ
それでも黙って
微笑んでるんだ
「・・・・・あは!
あははははははっ!」
――――――――
僕の大好きな君は
今日も
明日も
明後日も
僕の隣でずっと微笑んでる