ハチミツどろっぷす
□3.不良少女とアイドル
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「キタキター！やっほぉー凛！」
「どうしたの？遅かったね」
『ゴメンゴメン！なんか色々あって…』
楽屋に入るとお菓子をつまんでいた咲と髪の毛の手入れをしていた蘭がいた
「ていうか…何その格好…マジでそれで学校通ってんの！？」
『うん！これならバレないでしょ？』
クルッと回って決めポーズを決める凛
「いや…バレないけどさ…」
「……全体的にヒドイ…」
『え！？』
「とりあえず顔洗って！そのケバケバメイク綺麗に落としなさい！」
「そのダルンダルンのセーターも早く脱いで衣装に着替えて」
『はーい』
渡されたタオルを持って洗面所に向かう。と、同時に番組のスタッフが入ってきた
「準備はもうできますかー……ってえ？誰？？！！」
「あ、すいません。それ凛です」
「え、凛さんでしたか…こ、これは失礼しました…」
『やった！やっぱこれバレないよね！？』
「いいからアンタは早く準備してよ！！」
あ、そうだった！と言って洗面所に消えて行く凛
「本当に天然というかなんて言うか……ねぇ？蘭」
「……あーいう凛も可愛い…」
「……………」
「はい！では登場して頂きましょう！DropSのみなさんでーす！」
沢山の歓声が飛び交う中、登場する
「みんなぁー元気かなー？？」
大きく手を振りながら登場したのは咲
「今日はよろしくお願いします」
と律儀にお辞儀をしたのは蘭
『さぁ！今日も盛り上がって行くよー！！』
手を上に挙げ、ニカッと笑う凛
会場は彼女達のファンで沢山になっていた
「いやーすごい熱気ですね！今日はメドレーと新曲の初披露だとか？」
『はい！精一杯歌わせていただきます！みんな、最後まで聞いてね！』
ウァァァァァァァァァァ！！
「もちろんだ！リンちゃぁぁんんん！！！！」
「咲ちゃぁぁん！！！可愛いぞー！」
「蘭ちゃんんん！！こっち見てくれぇぇぇぇ！！」
ファンに手を振りながら3人は息を整え頷いた
「ではお願いします。DropSで今夜だけのスペシャルメドレー、そしてテレビ初披露『キャンディ&キャンディ』です！」
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