橙色の彼女
□第2話 『みんなのバスケをプレーしている背中が私好きなの』
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中2の秋。
突然私の所にアメリカからのお誘い手紙が来た。
私はバスケ部のマネージャーであったが、バスケをプレーする事も出来た。
女子バスケ部の助っ人としてプレーする事も多々あった。
実力はそれなりにあると自分でも思っちゃってる。
そこへアメリカからの手紙。
今までの私なら断っていた。
別にそこまでバスケを極めたいとか思ってないからだ。
でも私はOKをだした。
この場所から逃げるにはうってつけだと思ったからだ。
そして私はアメリカに行った。
いや、
逃げた。
『涼ちゃん。』
「ん?」
『ゴメンね。私、涼ちゃんに迷惑かけてばっかだよね…』
黄瀬はじっと栞を見つめた。
「全く、今更っすよ。逆にもっと頼ってくれても良いっすよ。いつもいつも抱えこみなんすよ。もう少し幼なじみを信用しろってね☆」
『ふふ…ありがとう。』
私の新たな高校生活が始まる。
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