カラフルDay'S

□33.『え、私がそこにいる!?え!?待って!?え!?』
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『ふわぁぁぁ……よく寝た。やっぱ休みの日は最高!』


ベッドの上でうーんと伸びをする私


するとリビングの方からお兄ちゃんの声が聞こえてきた


「茜ーそろそろ起きろーご飯出来たぞー」



















『いただきまーす!』


お兄ちゃんの作るご飯は久々だー!とばかりにものすごい勢いで食べる私にお兄ちゃんも嬉しそうに笑った


「あ、この肉団子うめぇーか?」


『これ?……モグモグ……うん!美味しい!』


「そうか!いやー少し心配だったんだが……うんうん、うめぇーな!良かったぜ」


『どーかしたの?』


「これ実は昨日桃井に貰ったものなんだ」


『ブゥゥゥゥゥーーーー!!??』


ゴホッゴホッ!!


……え?なんて?


さつきから貰ったもの!?!?


『待ってお兄ちゃん。さつきの料理の威力をご存知ですよね?』


「いや知ってるけどよ…アレは学生時代の話だろ?」


『いやいやいやいや』


実際にこないだ食べて死んだおばあちゃんに会いに行った人いましたからね?(22、23話参照)


「でもほら、食えるだろ?実際うめーじゃん」


『確かに……普通に美味しかった…』


モグモグと食べる私とお兄ちゃん


アレから沢山練習したのかな?そっか……さつきも成長したんだね…


『今度会ったら美味しかったって伝えてあげなきゃね!……ごちそうさまでした!』


「そうだな。ん、俺もごちそうさま」


『食器は私が洗うから流しに置いとい………うっ!?』


突然、胸に痛みを感じる


「茜!?……ぐわっ!?」


私に駆け寄ろうとするお兄ちゃんも同じようにその場にうずくまった


『お兄ちゃ……』


私は視界が霞む中、必死にお兄ちゃんの元へ身体を引きずって行き……


『……あぁ…』


そのまま意識を手放したのだった





























「……茜!茜!!」


『…………ん…』


私の名前を呼ぶ声


『……ん…あ…お兄……アレ?』


ゆっくりと目を開けるとそこに写っていたのはお兄ちゃんではなく…


『私?』


あー私ね


うんうん……うん?


『え、私がそこにいる!?え!?待って!?え!?』


「……とりあえず鏡で自分の姿見てみろ…」


渡された鏡を見てまた発狂する


『お兄ちゃんんんんんん!?!?』


つまりどういうことなのか












修造、桃井に肉団子をもらう!



修造と茜、仲良く朝ごはんでその肉団子を食べる!



突然の胸の痛み!



修造と茜の身体が入れ替わった!←new!








『えええええええええええええええええええええええ!?!?』




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