カラフルDay'S

□31.まさかのここから先はR18指定ですか?このお話は全年齢対象ですからね!?
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「はーい!じゃーとりあえずみんなグラス持って持ってー!」


「よっしゃぁ!持ったよ!」


「ほら、茜とマコちゃんも早く持って持って!」


『は、はい…』


「なんで俺が…」


「じゃーいっくわよー!せーの、カンパーイ♡」


こんばんは、茜です


今日は無将保育園の皆さんと呑みに来ています


『あの…レオ姐さん?これは…?』


「オイ、実渕。これは一体なんだ」


「え、ヤダァ!2人ともわかってない?小太郎!ちゃんと伝えてくれなかったの?!」


「え、俺ちゃんとパーティーだよ!って…」


『いや、なんのパーティーなのか…』


「全くもう!これは…ゲス可愛いマコちゃんのお誕生日パーティーよ♡」


「オイ、ゲス可愛いってなんだ」


……と、いうことで


今日は花宮さんの誕生日パーティーらしいです


「はぁぁぁぁ!?何勝手にやってんだよ!!俺はこれっぽっちもたのんでねぇよ!!」


「馬鹿ねぇーこういうのはサプライズでやるものなの。本人に確認なんてしたら台無しじゃない!」


「知るか、黙れオカマ」


『ちょっと、花宮さん。それはないと思いますよ?せっかくここまでやって頂けたのにその言葉と態度。レオ姐さんと葉山さん、根武谷さんに謝って下さい』


「はぁ?だいたいなんでこのブス女がいるんだよ。お前こそお呼びじゃねぇんだよバァカ」


『花宮さん、今日はあなたの誕生日なんかじゃありません。あなたの命日ですコノヤロー』


私と花宮さんの間に火花が散りそうになった所でレオ姐さんがストップに入った


「……チッ、まぁいい。付き合ってやるよ、もちろんお前らの奢りだよな?」


「ええ、もちろんよ♪」


レオ姐さんは嬉しそうにお酒を花宮さんのコップに注いだ


「花宮おめでと!」


「…ケッ、たかが誕生日で…」


「もう花宮もいい歳なんだからさ、結婚とかしたら?」


「ブフォォッッ!!!」


葉山さんの言葉に思わずお酒を吹き出した花宮さん。私もビックリして食べていた鶏肉を喉に詰まらせてしまった


「やっだ!茜大丈夫ー?」


『ゴホッゴホッ…は、はい…』


水を貰い、軽く胸を叩く


あぁ……ビックリした。まさか葉山さんの口からそんな言葉が出るとは…


でも確かにもういい歳なのは事実……人の事言えないが、結婚とか考えてもいい歳だよね


いやその前に。花宮さんって……彼女とかいるの???


「おまっ……関係ねぇだろ!?」


「でも小太郎の言う通り、そろそろ真剣に考えなきゃよ?ねぇ、お父さんからも何か言ってやってよぉ」


「オイ実渕、なんだそのオカンキャラ」


「真、早く結婚して実家を継いでくれ」


「根武谷までなんだそのオトンキャラ。キモいからマジやめろお前ら」


つーか実家ってなんなんだよ!変な設定追加すんじゃねぇ!!!


『……………』


…完全に遊ばれてる、花宮さん


でも本当に仲良いんだな…4人は


『……ふふっ』


「……んだよ、てめぇまで馬鹿にしてんのか」


『違います。皆さん仲良いなーって…羨ましいと思っただけです』


ニコッと笑う


「………っ」


一瞬顔が真っ赤になった花宮さんは急いで顔をそらし、コップに入ったお酒を一気に飲んだ


「マコちゃんったらぁー照れてるのかしら?」


「死ね」


「そうだ、この際マコちゃんの好みの女性とか聞いてみたいわ♡」


「何故そうなった」


聞きたい聞きたい!と騒ぎ出した他のメンバーに花宮さんも少し怯む


「だ……誰がお前らなんかに…!」


「あら、何か言えない事情があるのかしら?」


チラッとレオ姐さんが私を見た


『……?』


よくわからず首を傾げる私


「〜〜〜〜〜〜ッ!!オイ!!酒追加だ!!」


「おお!花宮飲むねぇ!俺も追加しよっと!」


「んじゃ、俺も追加。あ、ついでにこの焼き鳥10人前も追加で」


「マコちゃんったらお酒の力を借りるつもりかしら♡じゃー私も今日はとことん飲むわよー!茜アンタも飲みなさい!」


『ええっ!?あ、はい……』





















……………2時間後


「にゃぁぁもぉ眠いよぉぉ」


「ここで寝ないでよ、小太郎ぉーアンタを家まで運ぶの毎回誰だと…あぁちょっと!?」


「……グガァァァァァァァ」


「筋肉馬鹿まで寝ちゃったわぁ…」


「……ヒック……オイ!酒追加ぁぁあぁぁぁ!!」


「マコちゃんストップ!飲み過ぎよ!?」


『えへへ、いいらないれすかぁー今日は花みゃーさんの誕生日なんれすからぁー』


「ヤダァ……茜ったらスッカリ色っぽくなっちゃって…食べちゃうわよ?」


ガダンッッ!!!!


「……マコちゃん?」


「コイツを家まで送ってく」


「……あ、はい」


突然そんな事を花宮が言い出した為に…しばらく固まったままの実渕


「ビックリした…え、もしかして……食べちゃうとか言ったから怒ったのかしら?」


茜を担ぐ花宮の後ろ姿を見ながら実渕がため息をついた


「……本当、素直じゃないんだから」


でも正直心配だった実渕はとりあえず赤司の携帯にメールを送ったのだった


“宛先:征ちゃん

件名:夜中にゴメンなさいね♡

征ちゃん久しぶりぃ♡
実は保育仲間と茜と飲んでいたんだけど彼女そうとう酔っちゃってて。一応マコちゃんが家まで送ってくれたんだけど心配だから朝、様子を見に行ってくれないかしら?
茜の事よろしくね♡”























































ピンポーン………………


『……ん…』


……頭痛い


誰か来たのかな…正直身体起こすのキツイな……


『飲みすぎた…アレ、ていうかココ私の家だ』


アレ?私帰ってきた記憶ないんだけど…もしかして誰かが送ってくれた…?


『あちゃー……後でお礼言わなきゃ………………………え?』


待って待って待って待って待って待って待って待って待って待って


今更ながら


私は違和感を感じました


そう、私の腰に手を回している誰かがいる!?!?


……アレ、待って隣から寝息も聞こえる。アレ?アレ?アレ???


待って、怖くて隣見れないんですけど


……………あぁ!そうだ、コレはお兄ちゃんだ!そうよ、お兄ちゃんが帰ってきて……あぁぁなるほどね!うん、ソーヨソーヨ!!


そうと決まれば何もコワクナイ!


『…………もうお兄ちゃんったらいつの間に帰って……き…た………』


「……ふぁぁ…あぁなんかダリィ…アレ、ここどこだ?アレ……………………え?」


『え?』


隣にいたのはお兄ちゃんではなく


『は、花……花宮さぁぁぁぁん!?!?』


でした








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