カラフルDay'S
□16.「なんだ、氷室辰也はただの廚二か」「お前が言うな」
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『わぁぁぁ…可愛いーっ!』
「あ、これなんかも良いんじゃないかな?茜にピッタリだよ」
『か、可愛い……でもこんな可愛いものは私には…』
「何を言っているんだ。茜は十分可愛いよ」
『せ、先輩!////』
「おい何だあの色男はよぉ……」
「あ、室ちんだー!」
「俺に逆らう奴は氷室辰也でも「赤司っちもう一人の人格出ちゃってる落ちついて!!」」
殺気がだだ漏れの虹村と赤司
「あんな男に……あんな…あんな……」
「氷室辰也マジで◯◯、氷室辰也マジで◯◯、氷室辰也マジで…」
「……俺この二人の近くに居るの全力で嫌なんすけど………」
そんな黄瀬はほっといて…じっと様子を見ていた青峰と緑間が声をあげた
「お、今度はあのカフェに入るみてぇーだぞ!」
「追いかけるのだよ!」
はぁ…はぁ…
皆さん速いです……
どうも、茜さんのナイトの黒子テツヤです
まぁ皆さんも状況はわかっていますよね?そうです、我らの(というか僕の)茜さんが氷室さんの魔の手に……!
「抜け駆けなんて許さないですからね、氷室さん…」
二号を抱えながら僕は虹村先輩達の後を追いました
『先輩は今お仕事何をなさっているんですか?』
「知りたい?」
氷室は飲んでいた紅茶をゆっくり置くと茜をじっと見つめた
「んーじゃあ今日は俺の働いている所に連れて行ってあげる」
『ほ、本当ですか!?』
うん、と氷室は頷くと
「でも今日連れて行くのは夜の方ね」
『夜の方……?』
言っている意味が分からず首をかしげる茜
その様子を見て氷室も小さく笑う
「あのね、実は俺……昼と夜で別々の顔を持っているんだ」
『……え!?』
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